埼玉県三芳町で住宅の設計をしています。スモールスペース1級建築士事務所・平間千恵子のblog


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カテゴリ:住まいのいろいろ( 10 )

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今日から6月、そろそろ梅雨、、、湿度を感じますね。。
昨年10月に事務所に来てくださった()建築金物メーカー・堀商店の松澤さん、
その時おっしゃっていた小さなレバーハンドルの真鍮製ができました、とのことで
再度ご来所くださいました。(ハンドル部分の長さ68.5mm)
もともと船舶用につくられた金物で昔からあったもので今回復刻ということなのですが、
真鍮は表情が変わっていき、経年後の姿の方が好きな方も多いですよね。
姿かたち、触り心地、フィット感、本当になんとも言えない感じで、
今工事中の自宅&事務所でも、幅の狭いドアに使わせていただく予定です。
毎日ドアを開け閉めするのが楽しみです。





by small_space | 2017-06-01 19:00 | 住まいのいろいろ | Comments(0)
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建築金物の老舗メーカー堀商店さんの方が、カタログが新しくなったとのことで
わざわざ埼玉の1人事務所に来てくださいました。
最近、この堀商店さんの金物を並べた写真のblogを複数目にして
とても不思議な気がしていたのですが、謎が解けました。
堀商店の松澤さんが頑張って設計事務所を回っていらっしゃったのでした。
そしてこのようにテーブルに並べられると皆「おお~!」となり、
つい写真取ってもよいですか?となってしまうのですよね。
ずっと長い間変わらずに確かな金物を作って
私が堀商店さんを初めて知った20年以上前からカタログは殆ど変化がなかったように思います。
今回カタログをリニューアルされて商品も変わってしまうのかと思ったら
殆ど変わらないそうです。
しばらくお休みしていた小さなレバーハンドル(写真左上)が復活するそうで、
とりあえずこの金物は、自分で購入して手元に置きたいくらい。。。
どんなものも共通ですが、そのものが好きで仕事されている
または物を売っている方とお話しするのは楽しいですよね。
堀さんの金物が素晴らしいのはもちろん認識していましたし
使わせていただいていましたが、やっぱりいいなと気持ちを新たにしました。
ショールームが新橋にあり、歴史を感じる素敵な建物です。
錠前という言葉が似合います。
堀商店

by small_space | 2016-10-20 15:01 | 住まいのいろいろ | Comments(0)

SMALL SPACES

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もう20年以上も前に、
どこかの洋書屋さんで手に入れた「SMALL SPACES」という本の1ページ。
たくさんのsmall space写真が載っています。
まだとっても若かった頃、なんとなく手にとって、この写真に惹かれて買ってしまいました。
天窓の光が顔に当たって眩しそう、などの話もありますが、
なんとも言えない包まれ感みたいなものを感じて。。

small space・・・小さな場所・空間ということになりますが
狭い・低い、は家を考える上ではマイナスイメージですよね。
狭いというのはやはりよくない。
というか、狭く感じる空間はよくないと言った方が正しいですね。
動きにくかったり、日常生活をしていてストレスを感じるものは、狭いのだと思います。
でも天井が低くて落ち着く場というものがあります。
この写真のように眠る場所、篭れるような読書コーナーや、
例えばダイニングなどの天井の高さを少し抑えると、
人と人の距離が近くなった気がします。

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ワクワク感。





by small_space | 2016-08-29 16:21 | 住まいのいろいろ | Comments(0)

湿度50%

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室温22℃、湿度49%。
室温はこれ以上はあがらないようにしています。
温度が上がると湿度(相対)が下がってしまうので。。
湿度を下げたくないのは、↓のせい。

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買ってしまいました。新しい○○○リン!
もうすこし後でと考えていたのですが、
今までの楽器をリペアに出した時に、一応という気持ちで試奏してしまったら
嬉しくなるような音がでて。。。思いきって。
それで部屋の中の湿度のことがすごく気になるようになってしまったのです。
楽器に最適な湿度は50%、あまりに低いと最悪割れてしまうこともあるそうです。
そこで加湿器を購入することも考えたのですが。
全体暖房はエアコン、足元にも小さなヒーターがあり、その上電気製品を投入するのは
過剰な気がしたので、、濡れタオル加湿法を試してみました。
ギリギリ水が垂れない程度に絞った大き目のフェイスタオルをハンガーにかけ、
3か所に吊るしてみると(10帖ほどの広さで)
同じ温度で8%前後くらいはアップするようなのです。
予想以上の効果だったのですが、ただ、、、洗濯物みたいで見てくれが、、、
アナログで美しい加湿法を模索中です。
本当は、アラジンの灯油ストーブにヤカンをかけて、というのが理想なのですが。

右側の写真はHUMIDITY INDICATOR。おまけについていました。
(ケースに入れておくもの?)
円の色がラベンダー色になっているところが
現在の湿度ということで、全てがピンクだと湿度50%以上、
すべてが青だと非常に乾燥しているということらしいです。
こちらも50%を示しています。。。満足。
おかげで喉やお肌や建具にも少しやさしい環境になりました。







by small_space | 2014-12-14 23:00 | 住まいのいろいろ | Comments(4)

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少しずつ日差しが強くなってきて、
晴れると障子に庭の樹の影がくっきりと映るようになってきました。
やはり柔らかく光を通す障子、いいなぁと思います。
障子に限らず紙のもの、壁紙や襖紙、一筆箋や懐紙や
特に和紙には自然に目がいってしまいます。
よい風合いの紙は空気を含みほわっとしていて、触って冷たいことってないですよね。
色鳥の子の見本をめくっていると藤色、薄花色、日和色・・・
日本独特の自然の色合い、名前も素適です。


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↑こちらは京からかみ、唐長さんのいろいろ。。
右下の写真は、解体される家の襖に張られてあった唐長のからかみ。
状態がよくきれいだったので何かに使えるかも、と思いきれいに剥がしてとっておきました。
文様譜で調べたら「朽木雲」という文様。襖に張られて10年以上、
剥がして更に8年くらい、トータル20年近くの時間が経っていますが
退色が殆どありません。一般的(?)な襖紙は濃い色・鮮やかな色のものは半年・1年で
かなり退色してしまうものが多いのですが、、、さすがです。
左は5~6年前に京都に行ったときに唐長さんのお店で買ったポストカード。
紙の質や色と、板木に塗る絵の具の色で、同じ文様でも全く違ったものになります。
こちらもずっと仕舞わずに飾っておいているのですが、色はそのときのまま。
とても艶やかできれい。。。
何面もある襖など張るのは難しいかも(予算的にも・・・)しれませんが、
小さな戸や少しの面積の壁などにからかみを張ってみるのも
素適だと思います。

唐長さんでは昔から受け継がれてきた板木(はんぎ)の文様を生かして
和紙の小物や照明器具、食器なども造られているようです。()
襖紙だけでなく、壁紙やその他いろいろオーダーすることもできます。
最初は美術品だったものが襖に張られるようになっていったように
その時代に合ったものに形を変えながら、文様や手しごとの技術が
生き生きとこれからも受継がれていくといいですね。





by small_space | 2014-03-16 19:06 | 住まいのいろいろ | Comments(0)
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暖かくなったり寒くなったり、
今日はいいお天気でしたが明日はまた雨の予報。
季節の変わり目の天気、春が近くなってきましたね。

写真は子供室につながるスタディコーナーです。
子供室はベッド・机・クローゼットが配置できるくらいの最小限の
広さに抑え、階段ホール(廊下)に少しのスペースをプラスして
スタディコーナーを作る、ということをよくしています。
スタディコーナーでなくても、ちょっと本棚と椅子が置いてあったり、
デッキチェアが置かれているバルコニーだったり、
なんとなくそこにとどまることのできる場所が
個室階にあるといいなあと思います。
リビングやダイニングとはまた少し違った
パブリックとプライベートの間の空間が、「なんとなく」という感じの
ゆるい家族の関係をつくってくれるような。。

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2階に上がると個室のドアだけが
並んでいるだけというのはちょっと寂しい。。
ただ、やはり居心地はよくないと
物置と化す恐れがあるので
気を使って作っていきたいところです。

←こちらも階段横のちょっとしたスペースです。
基本的にはオープンな場所ですが
引き戸で閉じることもできます。
前が公園だったので、とても気持ちのよい場所。










by small_space | 2014-03-04 23:44 | 住まいのいろいろ | Comments(2)

軒下で

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こちらも平林寺での一枚です。
仏殿の大きな茅葺き屋根の軒の下。とても安心感があります。
少々の雨でしたらこの中にいれば大丈夫ですし
壁や建具も濡れることはないでしょう。
日本の家は昔から深く軒が出ていましたね。
江戸時代の長屋なども、小さくても必ず軒が出ています。
障子紙の貼られた建具でいられたのもそのおかげですよね


・・・つづき・・・
by small_space | 2013-04-03 14:31 | 住まいのいろいろ | Comments(0)

間の贅沢

前回の記事に書いた梅原和香さんの収納のこと、どの雑誌に載っていたのか
・・・探したらありました。「住む」の2004年冬号No.8。
改めて読み返すと、これは収納だけのことに留まらない、
生活全般、生き方ともいえるとても深い内容でした。
どの収納スペースも棚も、スキマがたくさんあることについて梅原さんは
「何を贅沢と思うか。モノが多い方が贅沢と考える人もいるが
私はむしろ‘間’の方が贅沢だと思う」とおっしゃっています。
また「‘間’とはモノとモノとの間でもありモノと人との間でもある。
いつも心地いい間合いを保つことが整理の美学」と書かれていました。

これは、「収納」に限ったことではないですよね。
家を造るときも、この‘間’というのはとても大事なものだと思います。
人と人の間、中と外の間、街と家の間。。。
いろいろありますが、やはりこういう部分を意識してこそ
いいお家ができるのでしょうね。
家の内部のことだけを考えて、外とのつながり ‘間’を考えなかったら。。。

例えば中庭や、外とも中とも言えない縁側のような場所
道路と敷地の間の植栽の施された庭・・・
そんな場所があることで、いい内部空間、、贅沢な生活の場ができたりします。
場合によってはそのために部屋の面積が少し小さくなることもあり
このような‘間’の部分をあえて造ることを「無駄」と感じる方もいるかもしれませんが、、、

何を贅沢と思うか?
価値観はいろいろですね。


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   「住む」No.8
   ちょっと古いですが
   お持ちの方は読んでみてください。
   なんかスッキリしますよー。





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by small_space | 2012-10-24 14:54 | 住まいのいろいろ | Comments(0)

収納力

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収納。。
住宅や生活を考えるときに大事な要素であることは
間違いありません。
収納に関する本もたくさん出ていて、スペシャリストの方も
たくさんいらっしゃいますよね。
もちろんある程度の容量を確保しなければいけないということは
あるのですが、でも収納スペースをたくさんとったからといって
スッキリと住めるということにはなりません・・・でした。

たくさんスペースがあると、要らないけどいつか使うかも、一応。。。
というものがどんどん増えてくる。
キャパいっぱいになるまでの時間稼ぎになるだけ。
その都度これは本当に必要かそうでないのかという判断をするのが
つらくて、一応。。となってしまうんですよね。
結果、膨大な量の不要なものを溜め込むことになってしまうので
最近は収納スペースはある程度絞った方がいいのではと
思ったりします。
こまごまとした収納グッズを買い込んでいかに小さな面積のスペースに
物を詰め込むか、というような提案も雑誌で目にしたりしますが
これはあまり意味がないような気がします。
多分多くの方がわかっていらっしゃることだと思うのですが、
やはり必要・不要をシビアに判断し、
物を増やさないということしかないと思います。
最近は「断捨離」という言葉もよく目にしますが。


・・・つづき・・・
by small_space | 2012-10-11 11:35 | 住まいのいろいろ | Comments(2)

床下の環境

先日、自宅近くで解体工事をしている家がありました。
何日かかけて分別などしながら少しずつ壊していくのですが
床下が現れてくると、カビのにおいが辺りに漂いました。
築30年くらいのお家だと思うのですが、
当時は床下の防湿措置がされていなくて、床下換気口も少なく
湿度の高い空気がよどんでしまうので、押入が湿気る・壁にカビが生えるなど
床下からの湿気に悩まされることが多かったのではないでしょうか。
20年くらい前あたりが床下の造り方の変換期ではないかと
思うのですが、その頃から床下には防湿シート+コンクリート打ち、
換気の面でも基礎パッキング工法などが出始めたおかげで、
隅々の空気も動くようになり床下環境がとてもよくなったと思います。
(もっと昔は縁の下というものがあって床下は吹きさらしで換気は十分だったのですが、
コンクリートで基礎をつくるようになって床下が閉鎖的になったのに
換気や湿気対策がされていないという時期が少しあったということなのだと思います。)

私の自宅(両親の家)は築24年になるのですが、当時まだ一般的ではなかった
この工法で建てていただいていました。その時はなにもわからず偶然にですが。。
押入が湿気たこともありませんし床下収納庫の箱を上げると床下から風が吹いてくる
というくらい換気もよいようです。
同じくらいの年齢の家で、従前の工法で建てた家は明らかに劣化具合が違います。
リフォームか建て替えかで悩まれている方がいたり
床下の湿気対策でご相談いただいたりすることも多いです。(対策はあります)
見にいってみると壁がカビてしまったり床がフカフカして
なんとなく全体的に年取ってるな~と感じます。
ですが自宅の方はまだまだ建て替えなど考えられない若さを保っていて
この先の劣化曲線もすごくゆるそうに思えます。
(軸組などの構造には多少問題がありますが。。。)

今はソーラー床暖房システムや他の換気システムで積極的に床下の空気を回す
方法もよく取り入れますが、いずれにしても足元がいかに大事か。
床下の湿気というのはカビなどの問題だけでなくシロアリや木材の腐朽や
いろいろな負の要素を持ち込んできます。
二十数年を経て歴然とした差を感じ、改めて大事なことだと思いました。



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(城東テクノさんのHPから)











by small_space | 2012-08-19 13:42 | 住まいのいろいろ | Comments(4)