埼玉県三芳町で住宅の設計をしています。スモールスペース1級建築士事務所・平間千恵子のblog


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カテゴリ:愛媛・松山プロジェクト( 6 )

松山~砥部へ

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勉強会の後、松井建設の専務さんが、山の上の方にある砥部焼のお友達の作家さんの
ギャラリーに連れていってくださいました。
車で、みかん畑を眺めながらどんどん山を登っていきます。
そうすると、とっても魅力的な小さなギャラリーや窯や作家さんたちのお家などが
点在する一帯が現れる。。。感激してしまいました。
その中でも、一際目を惹かれたギャラリーがこちらの大東アリンさんのest biente
愛媛の陽光に似合う、優しくて明るい色づかいの素敵な器、
作家のアリンさんもやはりとても明るくて自然体、かわいらしい方でした。
そしてその場所が、、アリンさんのつくり出す場所が本当にすてきでした。


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by small_space | 2014-05-30 23:00 | 愛媛・松山プロジェクト | Comments(0)

松山~内子へ。。。3 

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京都の町屋などでも見られるばったり床几
左の写真のように縁台を出してお店を開いたり、夕涼みをしたり、
将棋をさしたり・・・。
右の写真のようにたたんでしまうこともできます。
(上の板部分も上げて庇になります。
そうすると窓が出てきて昼間は室内に採光することができます。)
内子のまちではこのばったり床几が殆どの家についています。
とても素敵な仕掛けですね。

追記:このバッタリ床几と同じようなもの、イギリスにもあるんだそうです。
よく拝見させていただいている、この方のブログで。。


by small_space | 2014-05-29 23:00 | 愛媛・松山プロジェクト | Comments(0)

松山~内子へ。。2

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内子のまちの中に中学校がありました。
まち並みに馴染んだ、とても素敵な校舎(吉田桂二さん設計)です。
部活動に来る生徒さんに何人も出会ったのですが、みんな、
‘知らない人’の私たちに向かって「おはようございます!」と声をかけてくれます。
少し離れていても、見つけると帽子を脱いで挨拶してくれた子もいました。
これには本当に感動してしまいました。
こんな光景を見たことがあるでしょうか?
先生も、まちなかで出会った小さなお子さん連れのお母さんも子供たちも、
あちらから声をかけてくれました。
これはいったいなんなんだろう。この差はいったい。。と茫然とする思いでした。
今回松山へ行ったのは、まちや暮らしについてお話をするということが目的として
あったのですが、今まで理想として頭で考えていたまちが、現実にあった。。。
やはりお互いのことや街全体のことを考えて造られたまち、それを
守り続けていこうというという気持ちが、人を育てるのではないかと思いました。
知らない人には近づかない、と教えられることも多い中で、実はこういう習慣の方が
子供たちを守ることにつながるのかもしれないですね。
こういった出来事が、内子のまちが他の観光地化された古いまちと何かが違うと思った
理由の一つかもしれません。フェイクではない本当のまち。。。
「~風」や「~ハウス」バラバラのデザインで好き勝手な方を向いた家、緑もなく
コンクリートで埋められた庭、そういう家々が建ち並ぶ住宅街では、
こんな光景を見るのは難しいことかもしれません。。。
このことは、今回の旅の中でもとっても心に残る出来事でした。



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by small_space | 2014-05-28 23:00 | 愛媛・松山プロジェクト | Comments(0)

松山~内子へ。。1

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勉強会の前に、松山から車で30~40分のところにある内子に行くことができました。
写真を見たり噂では聞いていましたが、想像を超える素晴らしさ。。。
川越・蔵の街と同じように「伝統的建造物群保存地区」に指定されている街。
製蝋業(和ろうそく)で栄え、これによって得られた富が建築に投資されて
質のよい建物が建てられたことが現在までまちなみが残された要因、なのだそうです。
とても静かで観光客もまばら、観光地としてではない暮らしも見える、本当に奇跡的に
残されたまちという感じがします。
今も歌舞伎やコンサートなど開かれている内子座、いろいろな商店が並び
繁栄期はこの街の中でなんでも用が足りたのではないでしょうか。



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このまちのお店は殆どがとてもこぢんまりした個人店、今はお店を閉めているお宅も
緑や石や簾やとてもきれいに設えられています。
やはり秩序あるまちに暮らしていると自然とこのような感覚が身につくのでしょうか。。



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以前教えていただいて読んだ、内田樹さんの「日本辺境論」の中に、
「世界のどんな国民よりもふらふらきょろきょろして、最新流行の世界標準に雪崩を打って飛びついて、弊履を棄つるがごとく伝統や古人の知恵を捨て、いっときも同一的であろうとしないという殆ど病的な落ち着きのなさのうちに・・・・・・」
という一節があります。
これは私自身もとても耳が痛いけど、今の日本の風潮を表すのに本当にピッタリな表現だと思ったことがあります。  ・・・なんだかそんなことを思い出しました。。



by small_space | 2014-05-27 23:00 | 愛媛・松山プロジェクト | Comments(0)

松山へ。。

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先週、愛媛・松山へ出張しました。
以前にもこちらで書かせていただきましたが
今、松山市にある松井建設さんのまちづくりのプロジェクトに
参加させていただいています。
その活動の一環として、毎月1回家づくりを考えている方向けに勉強会を開催していて
メンバーが交代で松山を訪れています。
今回は第3回「愛着のある家とまちと暮らし」についてお話をさせていただきました。
松山の人の温かさに触れ、参加してくださった方々も熱心に聞いてくださったので(これも優しさ)こちらも緊張に負けず「お伝えしたい」という気持ちで臨むことができました。
最後に「家は器だと思っていたけどライフスタイルなんだと思った」と言ってくださった方や、丁寧に感想をおっしゃってくださった方、伝わったのかな・・・という思いがして嬉しかったです。
この模型は松井建設さんのとてもお若い新入社員の方を中心とした皆さんによるもの。
今回の勉強会に間に合うように頑張って造ってくださったようです。
これからがますます楽しみな会社、なんだかうらやましくもありました。
そして松山のまちも人も、空気が合うというのかとっても好きになってしまいました。
とても1度には書ききれない、、しばらく松山の記事が続きそうです。。。


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路面電車。。。坊ちゃん電車にも運よく遭遇することができました。







by small_space | 2014-05-26 23:00 | 愛媛・松山プロジェクト | Comments(0)
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何度かイベントなど企画・参加させていただいた「あいらぼ」メンバーのグループで、
愛媛県松山市内のまちづくりプロジェクトに関わらせていただきました。
普段は個々の住宅を造ることが多いのですが、日頃から、周りの環境・町並み・家並み
とても大事で大きなことだなぁと考えています。
このようにまとまった団地で計画をすると、どのように家と家の間を空けてどのように
風が通り、通りと家が・人と人が関わり、緑が育ってまちがつながってどんな景色になるか?
ということから考えていくことができます。
ですが大きな住宅団地を開発するときは、そういったことよりも
(経済的に)効率よく道路を配置して敷地を割るとか、なるべく手間を掛けずに安く建物を
建てて早く売り抜けることなどが優先されているケースがまだまだ多いと思います。
とてももったいない話です。
まち並みを考えて造られた素敵な通り、、、その中にある家に帰ってくる、遊ぶ、
日常生活を送るというのはとてもイキイキした暮らしになると思います。
かつての日本の家並みは本当に美しく、地域特有の生活景が見られ、
日本人がヨーロッパの街を見て感動するのと同じように、
ヨーロッパ人も日本の街並みを見てカルチャーショックを受けたといいます。
でもいつからか日本の家は個々のものになってしまい、街並みのことを意識して
家を造る人(地域)は少なくなってしまったのですよね。。。

こういう計画をするとき、いくつかのデザインコードを設けます。
例えば外壁の仕上げ・建物の高さ・塀など、ある程度のルールを作って
統一感を出したりコンセプトを実現させるためです。
中には「私は3階建てがいい」とか「敷地いっぱいに建てたい」とか「輸入住宅がいい」
というご希望をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
でも街を形成する外見の部分でそれぞれが好きなように別々のことをしてしまうと、
やはり素敵な街にはなりません。
街が素敵になると、一戸建ての金額で、環境も込みで買えた、いうことになるのです。
(家を買うという言葉はあまり好きではありませんが)
これは既存の街なかでは不可能に近いです。。。

まだ計画が終わり、これから住まい手さんが決まって工事に入っていくという段階ですが、
どんな街ができてどのように育っていくのか、、、、子供たちが遊び、
通りに面したデッキテラスでは大人たちが遊び・・・?などと妄想すると、本当に楽しみです。


松山・松井建設さんのページ




by small_space | 2013-10-30 22:54 | 愛媛・松山プロジェクト | Comments(2)